仮想通貨Ravencoin(レイブンコインRVN)のプロジェクト詳細。

こんにちは、戸風です。

この記事では仮想通貨のRavencoinについて紹介します。

RavencoinはアメリカのNASDAQに上場しているOverstock.comという企業のCEO、パトリック・バーンが何億円もの技術投資をした事で有名になりました。Overstock.comはオンラインの小売会社で2014年にいち早くビットコイン決済を受け付けたことで有名です。

CEOのパトリック・バーンは「ビットコイン救世主」とも呼ばれるほど仮想通貨フレンドリーな人物です。

Overstockが運営するMedici VenturesというベンチャーファンドはRavencoinを6,500万枚取得して、マイニングも続けています。

Ravencoinとは?

Ravencoinという仮想通貨は以下のような思想の下、有志によって作られました。

『資産の所有権が誰に帰属しているかの証明を発行し、資産を自由に移転するためのプラットフォームを、コミュニティによって運営する』

というものです。

例えば、あるゲーム会社がゲームを作成するために資金調達をします。株や社債を発行する代わりにRavencoinのプラットフォームにて資産の証明書を発行してユーザーに販売します。トークンを購入したユーザーは、いわゆる「株主」となります。ゲーム会社は販売したゲームの利益分配をトークン保有者に一瞬でできます。

他にも、不動産REITやビルの所有権をトークン化したり、スマホゲームなどで利用されるコインをトークン化したり、マイルなどのポイントをトークン化したりなど用途は多岐に渡ります。

Ravencoinには上記の実利用を推進する上で、重要な機能がたくさんあるので、後述します。

BTCに代表されるブロックチェーンは台帳をユーザーみんなで共有し、第三者を信用する事無く、「価値の移転(=送金)」ができるというの事が特徴的です。私が保有している物を他の誰かに改ざんされる事なく送ることができます。

ERC20は資産をトークン化して直接ユーザーに届けることを可能にしました。ICOの興隆が証明していますね。

しかし、BTCもETHも「資産の所有権」を明確にするようには設計されていません。Ravencoinはこの点でアドバンテージがあります。

Ravencoinにてトークンを発行する「発行者」は、発行した資産がコードのエラーやミスにより消えてなくなってしまう心配が無く、発行したトークンを追跡する事も可能です。

発行総数 210億枚
ブロック生成 1分ごと
マイニング報酬 1ブロック5,000
半減期 2,100,000(約4年)

 

Ravencoin発行枚数はビットコインの1,000倍あります。ブロック生成は1ビットコインより10倍早く、マイニング報酬も1ブロック5,000と多めです。

つまり、1分ごとにマイナーは5,000RVNを獲得しているという事です。

CPUでもマイニングが可能です。

Ravencoinの特徴

Ravencoinの特徴を解説します。

コミュニティ主導の通貨

Ravencoinには中央の管理者がいません。思想や仕組み的にはビットコインに近く、技術者向けの論文が2017年が発表されて、有志の技術者が開発を行っています。2018年4月3日に発表されたホワイトペーパーによると、430の技術者が合計14,000回以上の貢献をしてRavencoinの開発に寄与したそうです。

プロジェクトはオープンソースです。みんなに公開されています。

つまり、ICOも無くプレマインもありません。開発者がRacencoinを貰えるといった事も無く、純粋にマイニングを行ったマイナーが報酬としてRavencoinを獲得します。

独自のコンセンサスアルゴリズム

Ravencoinは「x16r」という独自のマイニングアルゴリズムを使用しています。難しい話は置いておきます。x16rにより、強いマイニングプールによる独占を防ぎます。現状、ビットコインはいくつかのマイニングプールにより独占されておりますが、Ravencoinはアルゴリズムにより防いでいます。

ASIC耐性も実装しますので、マイニングに特化したパソコンによるマイニングも防ぎます。

より民主的で、より分散型の思想を重要視しています。

burnがある

Racencoinのプラットフォーム上で資産(=トークン)を発行する場合は、手数料として500RVNがかかります。この500RVNはRavencoinのburnアドレスに移されて、burnされます。

つまり、Ravencoinを利用する発行者が増えれば増えるほど総流通量は減ります。

また「Unique assets」という機能も実装するのですが、例えば、絵画のディーラーがARTトークンを発行します。このARTトークンを1つの作品に紐づけて、シリアル番号をつけたり、ラベリングを行います。この時に5RVNが手数料としてかかりますが、これもburnします。

投票、メッセージ、報酬(利益分配)が可能

Ravencoinではトークン保有者に対して、報酬や利益分配を行うことが可能です。

また、トークン発行者の悩みの種であって「保有者とのコミュニケーションが取れない」といった問題もRavencoinは解決します。トークン保有者にとっては自分を特定される事を嫌う傾向にあるので、匿名性を重んじた状態でメッセージや投票が可能となります。

米国ではNASDAQに上場している企業が株主に郵便を送る際に、「特定の会社」に情報開示を依頼してお金を払い、株主のリストを取得する必要があります。Ravencoinを使えば、トークン保有者全体にメッセージを送る事が可能となります。

また、トークン保有者にVOTEtokenを発行して、投票を行ってもらうこともできます。これは上場している企業にとっては有難い機能ですね。

他のプロジェクトもRavencoinチェーンを使える

Ravencoinはビットコインのブロックチェーン上に設置されています。ビットコインベースのコードを共有しているプロジェクトであればRavencoinはオープンソースなので、Ravencoin上に構築が可能です。

これによりRavencoinの利便性に気付いたプロジェクトが、ユーザーフレンドリーなインターフェースを作ったり、拡張させる事ができるわけです。

 

OverstockがRavencoinに投資している理由

Overstockは何億ものお金を払って、Ravencoinの開発に貢献しています。

Overstockの子会社tZEROは証券型の仮想通貨(=Security token)取引所をオープンさせる予定です。

Ravencoinは証券との相性が良い事はこれまでの説明でおわかりになったかもしれません。企業がRavencoinのプラットフォームを使って証券を発行すれば、

・議決権のある株主のラベリング(Class A)
・議決権のない株主のラベリング(Class B)
・株主からの投票
・株主へのメッセージ送信
・利益の分配

が容易にできます。すべてブロックチェーン上で行うので、不正もできず透明性が増します。

証券をトークンで行う企業としては、上記のような機能があれば無駄なコストをかけずに株主とのやり取りが可能です。イーサリアムのairdropを利用する事も可能ですが、Ravencoinの方が機能的に優れているでしょう。

tZEROは証券型のトークンを売買する取引所を運営するプロジェクトですので、Ravencoinの浸透はtZEROにとっても追い風なわけです。そのためOverstockはRavencoinの開発に貢献しているわけです。

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